過食をやめたい!体重増加の恐怖・体型コンプレックスを卒業して本当の幸せをつかむ7ステップ

- 摂食障害を克服したいのに、どれだけ過食を止めようとしても毎日繰り返してしまう
- だんだん過食の量も回数も増えてきた
- 自分なりに努力を続けてきたのに再発を繰り返し、もう治らないのではないかと不安になる
そんなことで苦しんでいませんか?
私は約10年間、ほぼ毎日の過食と過食嘔吐で心も体もボロボロになっていました。
過食を止めるために、食欲を抑えるための様々な工夫もしました。
それなのにどうしてもやめられず、ストップしたと思いきや再発 を繰り返し、完治は難しいという言葉に絶望し、苦しんだ10年でした。
ようやくこれで克服!と思ってからもなお、再発不安に悩まされる日々を3年ほど過ごしましたが、今の私は再発不安からも解放されるまでに過食症から卒業することができました。
私が完全に摂食障害を卒業することができた今、あらためてその道のりを振り返ると
なぜ摂食障害になったのか
なぜ過食をやめられなかったのか
なぜ克服できたのか
その心の仕組みがわかってきました。
私の克服体験とこれまでの学びをもとに、やめられない過食の原因に深くアプローチして本当の幸せをつかむための【7ステップ】をまとめましたので、ご紹介させていただきます。
※【11ステップ】改め、より取り組みやすくステップを組み直し、過食症卒業をよりスピーディに叶える【7ステップ】にシンプルに集約しました。
もくじ
なぜ摂食障害(過食・過食嘔吐)をやめられないのか
摂食障害は克服が難しい、再発を繰り返すなどと言われることがあります。
その理由はいくつかありますが、ここでは4つのポイントからお伝えさせていただきます。
- 摂食障害によって得ているメリットがあり、そのメリットを失う怖さがあまりに大きい
- 過食を意志の力で止めることはほぼ不可能
- 手段であったはずの「痩せること」が目的にすり替わっているために、本当に望むものがいつまでたっても手に入らない
- 症状や体重が落ち着いても過食を起こす根っこ(エネルギー源のようなもの)が残っている
このような理由から、過食はやめられない・再発しやすい と、私は考えています。
この4つのポイントについて、ひとつずつご説明させてくださいね。
摂食障害によって得ているメリットが大きい
まず、摂食障害で今悩んでいるということは、その状態にメリットがあるということです。
頭(顕在意識):「過食をやめたい」
心(潜在意識):「メリットがあるから摂食障害を手放したくない」
このように、頭と心が一致しないから葛藤が起こり、自分でもどうしたらいいのか分からず苦しい状態になってしますのです。
メリットを自覚している方もいらっしゃると思いますが、心の深い部分に隠れているメリットには気づけていないことがよくあるのです。
過食をやめるには、摂食障害のメリットをなくしていく必要がありますが、そもそもメリットの存在自体に気づいていないことが多いから、
- どうしてやめられないのかわからない
- 解決策もわからない
ということになりやすいのです。
過食を意志の力で止めることはほぼ不可能
摂食障害になるのは自分に厳しい人が多いと言われていますので、過食を意志の力で抑えなきゃと頑張ってしまう方も少なくないと思います。
ですが、意志の力で過食を止めるというのはほぼ不可能なのです。
私は、摂食障害による過食は、自分を守るために必要だから起きている と考えています。
このことは、心と体の両面から見て言えることです。
【自分を守るための本能】vs【意志の力】
となったとき、本能が勝つのは自然なことなのです。
それなのに、過食を意志の力で何とかしようと努力していませんか?
意志で過食を我慢すればするほど過食衝動は強くなり、
「どうして過食をやめられないのか」と頭で考えても答えが出ず、
過食をやめられない自分を責めて、
それがまた新たなストレスとなって過食の引き金になる、
という悪循環になってしまうのです。
手段が目的にすり替わっている
過食や過食嘔吐に悩む方は、「痩せたい」という思いを持っている方がほとんどではないかと思います。
ですがこの「痩せたい」という思い、ただ「痩せた体を手に入れたい」だけではないはずなのです。
「痩せることによって手に入ると思っているもの」が、本当に欲しいものなのです。
それは何かというと、【感情的な満足】です。
この本当の目的が果たされないために、やめたくてもやめられない、一度ストップしても再発を繰り返す
と、私は考えています。
過食を起こす根っこ(エネルギー源のようなもの)の存在
過食が長期化してくると、特にこれといったきっかけがなくても過食してしまうことがあります。
これは、過食がある状態が当たり前と脳が認識(習慣化)したことともうひとつ、
過食を起こす根っこ(エネルギー源)の存在があるからだと考えています。
摂食障害が再発しやすいのは、症状が止まっていても過食の根っこ(エネルギー減)が残っている というケースが多いからだと思うのです。
ですので、根っこを解放していくことが、摂食障害の根本解決には欠かせません。
摂食障害の メリット<デメリット
この構図を作ることができれば、過食はやめられます。
この構図を作るためにステップバイステップで進んでいけるようにまとめたのが、この7ステップです。
体重増加の恐怖・体型コンプレックスを卒業して本当の幸せをつかむ【7ステップの特徴】
摂食障害からの回復を目指す方法にはいろんな選択肢があります。
私がお伝えする「7ステップ」の特徴は、共感・傾聴や、症状への対処法ではなく、過食を起こす原因の根本解決に重点を置いていることにあります。
それこそが、症状ストップの近道だと考えているからです。
過食をやめられない、再発を繰り返してしまう
そんな心の仕組みをおさえ、シンプルにまとめた7つのステップを1つずつ進んでいくことで
潜在意識にアプローチして深く癒し、摂食障害の元にある生きづらさの根本解決を目指すプログラムになっています。
「体重増加の恐怖や体型コンプレックスからも卒業して、本当の幸せを手にしたい!」
そんな方にぴったりのメソッドです。
※このメソッドは、UMIカウンセリングではありません。
体重増加の恐怖・体型コンプレックスを卒業して本当の幸せをつかむ【7ステップの詳細】
1.摂食障害とお別れすると「決める」
2.脳から読み解く過食症の「正体」を知る
3.「意識の法則」を使いこなす
4.完璧主義をゆるめる
5.食べることに許可を出す(太る恐怖をゆるめる)
6.過食症のメリットとデメリットを逆転させる
7.本当の感情を知り、本当の自分に戻る
プラス1.あなたの本当の強みと魅力を発掘する
こちらもひとつずつ、簡単にご説明させてくださいね。
1.摂食障害とお別れすると「決める」
これは何度もお伝えしていますが、自分で【決める】ことは克服に向かうはじめの一歩としてとーーーっても大切です。
「あなたは摂食障害をなぜ卒業したいですか?」
“卒業した結果、なりたい自分の姿”があると思うのですね。
それをはじめに設定して、そうなると【決める】ことで、摂食障害の卒業へ向かって進み始めることができます。
2.脳から読み解く過食症の「正体」を知る
過食をしているときに脳の中ではどのようなことが起きているのか、ご存知ですか?
実は、私たちの心が揺れ動いていても、脳の中をのぞくと、ポジティブもネガティブもないんです。
あんなに不安でイヤな気持ちすら、脳の仕組みでは”ただの化学反応”なのだそうです。
この「脳の化学反応」の意味を知ると、「自分に起きている良くないこと」の見方が180度変わります。
客観的な視点で自分の身に起きていることを捉え、なぜ過食を繰り返してしまうのか、その仕組みが理解できるようになり、その結果、
摂食障害のメリット<デメリット
の構図を作りやすくなります。
また、過食症でお悩みの方は、自分を責めておられる方もとても多いですね。
過食症と脳の仕組みの関係について理解してしまえば、自分を必要以上に責めてしまうことがなくなり、苦しい苦しい「自分責め」のループから抜けやすくなります。
3.「意識の法則」を使いこなす
宇宙の法則、鏡の法則、などと言われている「自分の出したエネルギーが返ってくる仕組み」のことです。
これを体感していくと、自分が今見ている現実は自分で創ったものだということが腑に落ちて、自分次第でこれからを変えていける!ということが分かるようになります。
そこでこのステップでは、意識の法則の【知識】だけではなく、実際に日常で楽しく使いこなせるようにワークを取り入れて【実践】とともにお伝えしていきます。
過食のきっかけとなるようなストレスへの実践的な対処法も分かるようになりますよ。
4.完璧主義をゆるめる
完璧主義は悪いことでは決してありませんが、摂食障害に悩む方は完璧主義が強く働きすぎて自分を苦しめているケースが多いと感じています。
そのため、自分がどのようなルールを持っているのかをまずは洗い出していきます。
そのルールが自分にとって今本当に必要なものか、そうではないのか、ひとつずつ検証していきます。
そうすることで、他人に振り回されない「自分の選択(自分軸)」ができるようになっていきます。
これができると、今の自分にマルをだせるようになり、心の絶対的な安定を得ることができます。
これが、摂食障害が再発しない自信につながっていきます。
5.食べることに許可を出す(太る恐怖・体型コンプレックスをゆるめる)
代償行為のあり、なし、に関わらず、食べることに許可をできていないというのは共通していると考えています。
過食症から卒業するために必要なのは、食べることを我慢することではなく、許すこと。
でもこれが頭で理解してもなかなかできないものだから、過食の後には食事を抜いたり、その反動でまた過食が起こったり、少しでも食べすぎれば代償行為に繋がったり、ということが起こっています。
私からの質問にお答えいただくことを繰り返していくと、太る恐怖や体型のコンプレックスがゆるんでいきます。
その結果、食べることを許せるよう心にだんだんと変わっていくのです。
そうなれば、過食症卒業がグッと近づきます。
6.過食症のメリットとデメリットを逆転させる
心のメリットを明確に、言語化して、メリットを崩す
摂食障害でいる今がどれだけ苦しくても、必ず今の状態にはメリットが隠れています。
どんなメリットがあるのかを知るところから始め、そのメリットが本当に必要なのかを丁寧にみていきます。
ここで自分の抱えていた勘違いに気づけると、摂食障害を手放せなかった根本原因を解消することになるので、過食がなくても大丈夫だという安心感が得られます。
デメリットを明確に、数値化、言語化する
メリットを崩すことができれば、いよいよ、メリットとデメリットを逆転するための追い込みです。
メリットを手放せたことで、これは必要ないケースもあります。
これがきっかけで症状がストップするケースもある、強力な過食ストッパーになり得ます。
ただ、場合によっては、デメリットを知ることが自分を責める材料にもなりかねない。
ですので、そのときの心の状態や症状に応じて、慎重に状況を見て相談しながら取り組んでいきます。
7.本当の感情を知り、本当の自分に戻る
自分でも気づかなかった本当の感情を知っていただくため、日頃のモヤモヤ、イライラした出来事を一緒に掘り下げていきます。
自分にはどんな捉え癖があるのかに気づいていただき、生きづらさの根本原因を探っていきます。
ここにじっくりと取り組むことができると、過食ストップ後も後戻りしない心をつくることができます。
プラス1.あなたの本当の強みと魅力を発掘する
過食症にお悩みの方の多くが、自分の魅力に気づいていません。
または、以前は出せていた自分の魅力を、あるきっかけがあって、引っ込めてしまっています。
本来持っている魅力を発揮できずに、本当の自分で生きられない。
これはとても苦しいことです。
あなたの魅力と強みを最大限に引き出すことで本当の自分に戻り、これまで過食に使ってきたエネルギーを自分のやりたいことに注げるようになれば、もう過食症には戻れなくなります。
以上が、「体重増加の恐怖・体型コンプレックスを卒業して本当の幸せをつかむ7ステップ」の概要です。
※このメソッドはUMIカウンセリングではありません。
【UMIの手法によるブロック解消】をご希望の場合は、UMIカウンセリング または UMIマスターコース にてお待ちしております。
※あなたにぴったりのメニューがすぐにわかる!ご提供中メニュー一覧はこちら
過食症の卒業に必要な、ただひとつのこと。
このメソッドの大テーマは、過食症のメリットとデメリットをひっくり返し
メリット < デメリット
この構図を作ることです。
これさえできれば、過食症は手放すことができます。
ただ、そこにたどり着くまでには、いくつもの山(課題)が現れるんです。
その見えない山を越えられないとき、
「意志が弱いからだ」
「どうしてやめられないんだろう」
と、自分が悪いと思い込んでしまうものです。
でも今まではそもそも、その山が見えていない(認識できていない)から、越えようがなかったのです。
越えられなくて、むしろ当たり前なのです。
山を認識して、乗り越える。
これを繰り返せば、目指すゴールにたどり着けるわけです。
体重増加の恐怖や体型コンプレックスから解放され、本当の幸せをつかむこと。
プラス、あなたの本当の魅力と強みを活かし、本当にやりたいことにエネルギーを注げるようになること。
これが、過食を再発不安さえもなくなるほどに卒業できる極意です。
このような過食症からの卒業を目指す方にこの7のステップがお役に立てると思い、このメソッドをご提案させていただきます。
このメソッドに取り組むうえで大切なこと
このそれぞれのステップは、「1度やったらおしまい」ではないのです。
人それぞれ、山の数も、高さも、バラバラです。
ですので、1つのステップを超えるのにかかる時間はまちまちです。
越えるべき山が現れるたびに繰り返しこのステップに取り組むことが大切です。
こうして丁寧に乗り越えていくひとつひとつのステップが、生きづらさを根本解消へと力強く導いてくれる内容となっています。
生きづらさを根本解消することが、過食から【完全に】抜け出すための最短距離だと、私は考えています。
おわりに
これが私のご提供するメソッドの大筋です。
10年続いた症状がストップして、その後3年続いた再発不安さえもなくなるために必要だったステップを凝縮しました。
摂食障害は、これをやったら必ず治る!というものが確立されていないだけに、あと何年続くかわからない不安を抱えておられる方も少なくないと思います。
私もそうだったのです。
でもね、治るかどうか ではなく 治すかどうか。
「卒業できるかどうか」を決める権利は、自分が持っているのです。
過食症卒業をめざすあなたが、「これだ!」と思える過食症卒業の道に出会えますように。
本気で克服したいあなたを、応援しています。