摂食障害を完全克服したいなら、ここは外せないポイントです。

こんにちは。安藤しずきです。
私は約10年間、ほぼ毎日、摂食障害による症状(過食・過食嘔吐)に悩まされていました。
そして、やっと症状から解放された私を待っていたのは、再発不安と隣り合わせの毎日でした。
過食をやめられたのに幸せじゃない。こんなはずじゃなかったのに!!
そんな私の体験から、再発不安さえも消えて、摂食障害から本当の意味で卒業するために欠かせないことを今日はお伝えしたいと思います。
もくじ
摂食障害に悩むあなたは、「親から自立」していますか?
摂食障害の完全克服を目指すときに【親からの自立】は外せないポイントだと思っています。
ここでいう親からの自立っていうのは、【経済的自立】のことではなくて【精神的自立】のことです。
親と離れて暮らしていて、お金の援助も受けていないし悩みを相談することもない。もう何も親には頼っていない。
こんな状況にあっても、実は親から自立ができていない場合があります。
普段は無意識に行っていることを、ちょっと注意深く見つめてみてほしいのです。
- 何かを決めるとき
- 何かを選ぶとき
- 何かを禁止するとき
何を基準にその判断をしていますか?
私が好きかどうか
私がやりたいかどうか
私が快か不快か
で選んでおられますか?
それとも、正しいかどうかで選んでおられますか?
後者だった場合、その【正しい】は誰にとっての正解でしょうか?
摂食障害に悩むあなたは、人の顔色を読むのが得意ではないですか?
クライアントさまと関わらせていただいていると
人の顔色に敏感で
相手の気持ちを読むことが得意で
どんな場面でも相手に合わせる
こんなことが当たり前にできちゃう方が多いと感じます。
心当たりのあるあなたは、小さい頃から親の顔色を読むことばかりしてきませんでしたか?
親がすべてだった幼い頃は、親に見捨てられたら生きていけないから、それこそ命がけで親の顔色を読んでいたと思うんですね。
自分を守るために、必死に身に着けたこの能力。もう充分身についたから、手放していいんです。
親に気に入られる選択をし続ける必要はもうないはずなんです。
でも、自分でも気づかずに
- 親がダメと言っていたから、という理由で子どもにもダメと禁止していたり
- 親がしてくれたことは子どもにもしてあげなきゃ、とプレッシャーに感じていたり
- 親が気に入らなそうなことは自分の選択肢から排除していたり
そんなことを無意識にやっていたりします。
親から自立できていないと、こんなことが起こります
私のお話を例に、親から自立できていないってどういうことか、もう少し詳しくお話しさせてくださいね^^
私は子どもを預けることに強い罪悪感があったのですが、それには理由がありました。
父が常々言っていたんです。
専業主婦させてもらって、子どもを家で見させてもらって、幸せや、感謝せなあかん。って。
母からいつも聞いていたんです。
子どもが寝てる間にできること全部やって、できるだけ一緒に過ごすようにしてた。って。
この両親の言葉が私の中で
子どもを預ける=幸せじゃない
子どもと一緒に過ごす時間が短い=ダメな母親
に変換されていたんです。
頭ではそんなこと全く思ってないのに、ですよ。
するとどんなことが起きたかというと、ホントは自分の時間もほしいのに、預け先が本当に本当に見つからなかったんです。
でもね、あるとき、私が心のお勉強をしたUMIの創始者でお師匠、川相ルミさんに言われたんです。
「確かにお子様がおられて だと時間の確保が難しい(と感じる)のかもしれませんが・・・」
ん!? 【と感じる】!???
このルミさんの一言で、気づいてしまいました。
親の意に反すること(子供を預けること)が選べないようなこの状況を【私が】創り出しているっていうカラクリだったのです。
このことに気づきまして、「もう大丈夫だよ。もう自分の選択をしたって、ちゃんと生きていけるんだよ。」と、私の心に教えてあげました。
そしたらですね、どれだけ探しても見つからなかった一時預かりの受け入れ先が、急に見つかったのですよ。
私は私を守るために、親が気に入らなそうな選択ができないように、預け先の情報をシャットアウトしてたんです。
無意識のなせる業。すごいですね。
生きづらさを卒業するためは自分の選択をすることが大切です
私が摂食障害をはじめとする生きづらさから卒業するために不可欠だったこと、それが「自分の選択ができること」でした。
幼い頃に自分を守るための手段であった【親の選択】をすることが習慣になり当たり前になり、大人になってもその習慣を握りしめたままになっている
こういうことは少なくないと感じます。
ただね、人の顔色をよめることも、相手に自然と合わせられることも、なかなか大人になってから身につくものじゃないって思いますし、これはあなたのひとつの強みだと思うんです。
だから、この能力があることを自分を否定する材料にはしないでいただきたいなとは思うのですが、
でももしも、【親の選択】をしているかもしれない・・・と心当たりがあったのなら、
「もう大丈夫だよ。もう自分の選択をしたって、ちゃんと生きていけるんだよ。」
って、自分自身に教えてあげて、安心させてあげてくださいね^^
それでもどうしても自分の選択ができない!という場合、自分の選択をすることがとても怖いことのように心が感じてしまっている状態ですので、ここに絡まった勘違いを少しずつほどいてあげる必要があります。
これは人それぞれ抱えているものが違うから個別にお手伝いしたい部分なのですが、まずはここで「今までの選択は、実は自分の選択ではなかった」ということに気づけただけでも、とても大きな収穫です!
今までは無意識だったから、心と行動が一致していないことにさえ気づけずに、原因不明のストレスで毎日を消耗してきたと思うのですね。
気づけたら、これからは行動を変えていくことができますから^^
自分の選択ができるようになると、生きづらかった人生がみるみる変わります。
「自分の選択ができる」ということは、「自分が主役の人生を生きる」ということ。
自分が主役の人生は、楽しい♡
まとめ
摂食障害克服の道のりは、一歩ずつ一歩ずつ、焦らないことが大切です。
生きづらさから卒業して、人からどう思われるかではない「自分が主役の人生」を創っていくためには、まずは日常の小さなことから【自分の選択】をする練習をしてみるのがおすすめです。
部屋を片付けないと怒られてきたあなたなら、今日は疲れたから掃除をさぼる!とかね♡笑
小さなことから、少しずついきましょう^^